EDEN ~その雨の向こうがわ~
すべてを記憶し、記録する場所があるという。
『無限博物館』と『夢幻図書館』
ふたつを合わせて『知の箱庭』と呼ばれるその場所は、
双子の姉弟であるランダとロッドが管理し、守っていた。
雨の降り続いた日、
夢幻図書館にある1冊の本から、題名と中身の文が消えてしまう。
「こんなことは、ありえない」
動揺するロッドの前に、ひとりの少女が現れる。
初対面だと思うロッドに対し、少女は彼を知っている様子。
少女が、中身の消えた本の題名を言い当てた時、
ロッドは深い眠りへと落ちてしまい――?
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「EDEN ~その雨の向こうがわ~」
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彼は、ただひとつ望んだ。
彼女は、ただひとつ願った。
降りしきるその雨の向こうがわで、
もしも、約束が叶うなら――……。
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背景画像写真:Photo by (c)Tomo.Yun
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